以前書いた天橋立の漢字に対して、異体字の追加が提案されたと会社の人から情報をもらいました。
Unicode での議論は基本 公開 されていますが、こういったところにもアンテナを張って面白い議論を見つけてこれる能力はすごいなぁと感じました。
今回の追加提案内容は これ です。 以前とりあげた下記の字体が追加提案されてました。
天橋立温泉ホテル北野屋の天橋立の雑学ブログ では
日
が8個に巾
が1個、部首はしんにょうです。 Wikipediaで 画像 見るほうが早いのですが、由来は 不明 みたい。
内容を確認すると 運歩色葉集 (1548) に存在していたようです。
もう一文字は、これ。
「あまのはしだて」は「厂」に「有」の字を9回書いたこともありました。これは国字研究をされている笹原宏之先生が『詞林三知抄』の慶長9年写本の中に見つけた国字なのですが、その注には「あまのはしたて」「此字ハ天照大神御作なり」とあり、面白い字です。 pic.twitter.com/3rCP8G78e3
— 拾萬字鏡 (@JUMANJIKYO) June 9, 2018
提案書にも「It is an interesting characte」と書かれている通り面白い字体です。 古代文字を研究する人がいる限り、こういった面白文字が追加提案されて真面目に議論され続けるんですね。 しかしながら、天橋立の漢字はどれもこれも書くのも作るのも大変だ。