去年は東京までいって参加したのですが、今年はオンラインも見れなかったので Recap があって助かりました。
ということで、気になる部分の受講メモです。
モノリスからクラウドネイティブへ - 設計思想の違いを知り乗り越える
講師:山本 泰宇
原則駆動開発 (PDD) pdd.dev
- Be Declarative
- Define by Software
- Test Everything
誘導された開発成果
- 仮想データセンターによる CI/CD Test Everything
- k8s 自体 GitOps で更新 Be Declarative
- ストレージネットワーク on k8s Define by Software
何を使うかよりどうやっていくかが大事
開発モデル
コンセプト検証 (PoC)
対策
- 工数はよまない
- 順番だけ決める
- 積み上げた成果を利用者に順に提供
- 改善作業専任チーム
学習
- 輪講や勉強会を業務時間に
- KubeCon に全員派遣
- アウトプット
- ブログやミートアップで成果発表
OSS
まとめ
独りよがりのプラットフォーム
講師:原 トリ
リアルトリさんの公演です!
(一度リアルで会ったことはあるけど)
プラットフォームの話をしましょう
プラットフォームの類義語
- 共通基盤
- インフラ基盤
- 次世代開発プラットフォーム
- 次世、統合、インフラ、共通、開発、基盤...
共通基盤
- 実現方法の話し合いから2年たった
- 陳腐化してきた
- k8s きてる?
うまくいかない共通基盤
- 課題設定は大きくふわっと
- ユーザーヒアリングは無駄
- 課題解決できるかは計測せず雰囲気
- 共通基盤は使わせるもの
- 共通基盤は作りきり
共通基盤と課題設定
- 現実とかけ離れたでかすぎる TODO リストは終わらない
- タスクに落とし込める課題設定が必要
- Acceptable なゴール設定
共通基盤とステークホルダー
- 基盤を取り巻く人々が抱えている課題はそれぞれ異なる
- ユーザーヒアリングがとにかく大事
- 何困っているか?(何が欲しいかではない)
- 原因の解消方法の仮説立て
- ユーザーに提案して意見もらう
- 実装はしない
- ホワイトボーディングやドキュメント
- ユーザのフィードバックで修正
- MVP での実装
どうやって AWS をつくってきた?
- 90 - 95% の新機能はユーザーリクエストをベースに作成
- お客様を起点に考える
- プレスリリースを最初に必ず書く
- リリースに対する FAQ を実装前に書く
- 顧客視点で課題が解決できるか確認するプロセス
なぜ計測可能な課題設定が重要なのか?
- プラットフォームとチームの存続意義
- ステークホルダーへの説明責任
- 成果のない基盤チームはただの負債
- 計測できない成果は成果ではない
- 計測できないものを課題として設定しない
- e.g. コスト削減、生産性バク上げ、モダン、クラウドネイティブ、超セキュア
共通基盤はなぜ使われないか
- 必要ないものを無理に使わせる
- 説明ニグレクト
- 最初は良さげに見えたが新たな課題や世の中の流れについていかない
誰のための共通基盤なの?
価値のある意味にあるプラットフォームを
- 適切な粒度の課題設定
- 共通基盤のステークホルダーは顧客
- ひたすらユーザーヒアリングと MVP の繰り返し
- 顧客から逆向きに課題を探り出すべし
- 計測、計測、計測
- 何を計測するかはすぐには見えない、メトリクスを見つけるもの大事な仕事
- 共通基盤は社内向けのサービス
- 継続的に改善、継続的にユーザーヒアリング
- 形のある基盤という存在にこだわらない
- e.g. EC2 の料金節約なら RI とかスポットインスタンスとか
所感
どちらの話もとてもささりました。
適切な粒度や MVP での実装は意識している。
ヒアリングと計測...これはわかっているけど難しい。
計測は意識しやすいけど、プロダクトオーナーが近くにいないとかを言い訳にヒアリングが全然できてない。
とても耳が痛い内容でした。