omuronの備忘録

個人的な備忘録

「JAWS-UG千葉支部 ハイブリッド#1 「UNIXという考え方」LT大会」 #jawsugchiba 受講メモ

jawsug-chiba.connpass.com

UNIX という考え方」が流行ってた理由を探るために参加しました。

セッション

AWSのプリミティブから見るUNIXという考え方

山口 正徳さん

  • UNIX の定理
    • 1つのプログラムには1つのことをうまくやらせる
    • ソフトウェアのテコを有効活用
    • 90%解を目指す
  • re:Invent 2021 Werner のキーノート
    • Primitives, not frameworks
    • シンプルな道具を組み合わせて便利なものが作れる
      • -> AWS は部品を提供、組み合わせてテコを使っていいもの作る- ユーザーにフレームワークを提供しない
  • ECS と k8s
    • ECS はプリミティブ、k8s はプラットフォーム
    • ECS はサービスディスカバリがない
      • CloudMap などで行う
  • その AWS サービスが何を解決することを期待しているか考えて理解する

UNIXは知らない。でもAWSは知ってる。そんな僕が「UNIXという考え方」を読んでみた件

鈴木ケントさん

speakerdeck.com

  • 2022 re:Invent の Werner のキーノートで UNIX の本がバズったので読んだ
  • 3つのシステム
    • 人間もシステムも若年期、成熟期、老年期がある
  • 第一のシステム
    • 最小限、シンプル -> AWS CLI
    • 人間の想像力を刺激 -> AWS 新サービス
  • 第二のシステム
    • 多機能化するが遅くなる
      • AWS は遅くはならないが分からりづらくなる
  • 第三のシステム
    • 第一のシステムが万人受け
      • AWS そのもの

UNIX 哲学とアジャイルAWS

小板橋さん

speakerdeck.com

  • UNIX の系譜が二郎系っぽい
  • UNIX 哲学の本は3つある
  • UNIX 哲学
    • UNIX 開発者たちの経験に基づいた哲学
  • 1つのことをうまくやるプログラムを書け
    • 万能は書くの難しい、保守難しい、拡張難しい
  • 個々のプログラムを組み合わせて総和以上にする
  • UNIX 哲学が上手に適応されながら広がっている
    • ソフトウェア開発へも応用できる
    • UNIX 哲学はソフトウェア開発の展望である
  • Go の設計思想
  • マイクロサービスアーキテクチャ
    • ビジネスドメインで分割して独立してデプロイ可能なサービス
  • Amazon EventBridge Pipes
    • 個々のプログラムを組み合わせて総和以上にやらせるサービス
  • UNIX 哲学とアジャイル

用賀戦記 〜なぜUNIXか、なぜクラウド

河野さん

役立つからこそ「古典」

松下(Max)さん

docs.google.com

  • DSF 選書でこの本を推薦した
  • 語学学習の一番上位のC2はジョークがわかること
    • コンピュータージョーク(ググれば出る)の古典がわかるぐらいになるといい
    • そこまで本を読み込むといい

Windowsという考え方

御田さん

speakerdeck.com

  • いにしえの OS の歴史
  • Windows という考え方
    • 世界で一番ユーザーが多い OS
    • クライアント用の OS
    • 単純にしてヘルプやエラーは冗長に、ユーザーは運転手ではなく乗客に
    • GUI ベース、AWS のマネコンと同じで敷居が低い
    • 代々 CLI は弱い
    • オールインワンの思想
      • UNIX は必要なものを取る
    • Active Directory の認証
    • エンプラの本番には向いてない
      • GUI なので手順書コピペできない
      • Windows が急に出てきて間違って押す
    • 広報互換はすごい、20年前のアプリが動く
    • パーミッションで悩まない
  • UNIX の考え方
    • 90% 満たすは近年の SLO の考え方と同じ

UNIXという考え方を読んでどう生きるかを考えてみた

アマレロさん

speakerdeck.com

  • 学習曲線からは降りられない

すいません、送迎のため耳だけの参加でメモできず。

所感

ちょうど子供の塾の時間と被ったので、送ってから車の中で受講して、終わったら迎えて帰るという、いつもと違ったハイブリッドパターンで受けてました。
ということで帰宅したのでメモブログ

「re:Invent 2022 Werner Vogelsキーノートから繋がる UNIXの設計思想・哲学がテーマ」と書いている通り、Werner さんのキーノートでお話あったんですね。
そういえば聞いてたような...

UNIXという考え方」は口語体で書いててサクッと読めるしとてもいい本ですね。
AWSUNIX も全体で見ると難しいですが、一つずつはとてもシンプルでわかりやすい。
複雑なコマンド/サービスもありますが無理に使う必要もないし。
自分が分かる範囲で組み合わせて使うのがいいかと思ってます。
とはいえ、シェル芸もっとできるようになりたいし、AWSピタゴラスイッチなシステム作るのも楽しいです。