西谷さん主催の「俺たちの本当にやりたかったDevDay」が最高に面白く楽しませていただきました。 イベントページに書いているとおり
その本家AWS DevDayのCFPでは大人の事情を含む何らかの理由で採択されなかったキレッキレのトークを集めます。つまり、Reject Conとか落ちコンとか言われているやつです。
AWS DEV DAY の CfP なのに、内容は AWS に忖度しない話となっており、本家では聞けそうもないことも含めて聞けました。
以下、セッションメモです。
セッション
24/365のマネーゲームプレイヤーとしての妖精さん飼育を支える技術
鈴木さん
結果は会場では公開してもらえましたが、こういうのって破産するまで続けるパターンもあるだろうし、ちゃんといい感じに終わらせてるのがすごいなと思いました。
Firebaseになれなかった者、AWS Amplify
西谷さん
- Firebase のほうが Amplify より使いやすくない?
- バックエンドを本当に気にしなくて良いのが Firebase
- Amplify はバックエンドを気にしなくてもいいが気にしたほうが良い
- Firebase は SDK を知ればそのまま使える
- Amplify Console はいいもの
- Amplify は使い出すと後で剥がすのは大変
- CDK でいいじゃん
Adobe Firefly でモナリザ加工した話から始まり、最後も Firefly の話をしようとしたけど時間切れで止められてましたw
内容的にも AWS だと話しづらい内容で面白かった。
フルサーバーレスアーキテクチャがもたらした安寧とコストメリット
清家さん
- フルマネージドサービスに対するメンテナンスの少なさ
- サーバーレスはメンテナンスがとにかく少ない
- アプリケーションのバージョンアップは基盤には関係なくあるもの
- スケーラビリティの委任
- コストメリットは大きい、ステージングの用意に迷いがない
- Stripe を顧客 DB にして無料で運用
Stripe を無料顧客 DB にする発想はなかった!
バックエンド主体のチームでフロントエンド開発を加速させる
- 全員がフルスタックになる
- 勉強会開始、毎日1時間業務時間で
- 業務タスクはモブプロ
- PR は全員の Approve 必須
- コミットからマージまで1/4ぐらいの速度に改善
毎日継続して勉強して、ちゃんと改善できているのがすごいなと。
モチベーション高いメンバーばかりですね。
ココナラでエンジニアブランディングを立ち上げてみた
エンジニアブランディング難しい...
そもそもアウトプットしてくれる人が少ないし、それが上手な人は引き抜かれる可能性もあるという両刃の剣。
TVerバックエンドの今までとこれから
内海さん
- クライアントは外部
- バックエンドはアプリとインフラとOpenSearchの3人分を1人で兼任して作った
- バックエンドx3 に増加
- TVer
- c8i.xlarge 6-40台
- DynamoDB 800M Query/Day
- 1.2TB out の転送量
TVer のバックエンドのリソース量エグすぎ!
それをほぼ1人で支えてたり、増えたけど少人数で運用しているもすごい。
とても面白いLT
たいがーさん
社会人になったたいがーさんの話を初めて生で聞いたけど、トークの盛り上げ方とキレぐらいが素晴らしかった。
Vimmer の Web エンジニアが TypeScript で Neovim プラグインを作った話
ここで Vim の話が聞けるとは思わなかった。
ベンチャー入社後の3年間でDevOps実践して開発・運用体験を劇的に改善した話
小澤さん
- DevがOpsもやる
- そのままだと仕事が2倍になるので自動化や効率をがんばる
- 組織全体に広げる
- GitHub Flow 採用
- GitFlow はオーバーキル
- モノレポ採用
- バックエンドフロントエンドともに見る
- ビルドは複雑になる
- Gradle 利用
DevOps はちゃんとがんばらないと木こりのジレンマに陥りますしね。
交通事故削減支援 次世代AIドラレコサービスのMLOpsについて
- MLOps
- ML モデルのデプロイサイクルを自動化する
- よくある課題
- 再現できないとか
- やった人退職したとか
- GPU高いとか
- 誰かが無理に頑張ったのよくわからないもの
- ラベル、これ何?
- おれおれテストコード多い
- ドキュメント書いてくれたけど背景ないからわかんない
ML は闇深いから Ops もちゃんとやらないと...
形式手法による分散システムの検証 〜S3 の一貫性モデルを例として〜
チャシャ猫さん
猫耳付けた人がいる!と思ったら、リアルチャシャ猫さんでした。
最後に本家 AWS イベントにも負けない濃い内容のお話でした。
所感
コロナ禍の混乱も終わって、久しぶりの東京での大きなイベントで、懐かしい人達にたくさん会えました。
Twitter のタイムラインを見る限り、オンラインで面識ある人もたくさんいたはずなのに、話すことができなかったのが残念です。
これからはオフラインイベントが当たり前になるだろうし、また会って話せるのを楽しみにしておきます。
素晴らしいイベントありがとうございました。