omuronの備忘録

個人的な備忘録

「【はてな×Chatwork】onkさんとだいくしーさんに聞くエンジニア組織づくり最前線vol.5」 #エンジニア組織_findy 受講メモ

findy.connpass.com

スピーカー

  • スピーカー
  • モデレーター
    • 佐藤 将高/(ファインディ株式会社)

パネルディスカッション

エンジニア組織の構成と担当している役割は?なぜその役割に?

  • 大仲 能史さん/(株式会社はてな)
    • 年齢的にシニアエンジニアだった
    • メンター役になりチーフエンジニアになって、全体のマネージャーになった
    • エンジニアのアウトプットや組織に興味があり任せられた
    • 知らない情報があるのが気に入らない
      • Slack チャンネルに全部入ったりしている
        • 全員の times チャンネル見ている
      • 知らない情報を取るためには上層部に食い込んでいく必要がある
        • 各メンバーのウォッチャーをして情報を知っているので、目標とか成長とかの調整役にもなっていった
  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • アーキテクチャを刷新するにあたり組織も合わせてリニューアルするため
    • 現状の Chatwork は職種ごとにチームを分けて運営している
      • 顧客価値を提供しようとすると難しい
      • 機能ごとを一気通貫で顧客に届けにくい
        • この改善のために組織も変えていくところ
    • チームを動かしてレバレッジをかけて成果を出すのが楽しい
      • 影響力の幅を広げて複数のチームやプロダクトに関与して人もみるようにして、自分のスキルも伸ばしたくなった
      • コードを書きたかったけど、転職ごとにリーダーに抜擢されるから、こちらの業務のほうがあってると思いマインドチェンジ

それぞれのミッション、課題と取組は?

  • 大仲 能史さん/(株式会社はてな)
    • 技術組織として成熟させる
      • 開発が事業のボトルネックにならないようにスループットを上げるのが目標
        • デリバリーの車輪をうまく回すのが目標(リリースをたくさんする)
        • 目的を達成するために(組織の)整備をちゃんとする
  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • プロダクトと開発部門を直結させる
      • プロダクトがお金を稼いで社会に貢献する必要がある
      • アーキテクチャ刷新は「どう作り変えるか?」が主眼になるが、最終的には顧客に素早く価値を提供できることを見据えている
    • すでに Chatwork は10年超えて規模がでかいので、部分部分の作り変えしかできない
      • 自動車を運転しながらタイヤ交換するようなものなので難しい
      • こだわって進める必要がある

リモートワークのマネジメントで意識することは?

  • 大仲 能史さん/(株式会社はてな)
    • 情報共有の場を意識して作っている
    • サイロ化は受け入れる、視野が狭くなった部分を解決していく
      • リーダー通しが横のつながりを持つ
      • チームの中で同期をとる
    • こちらも参考に
    • 経験資源をどう配分するかを考える
      • テックリードを受け持ったり、配置換えや移動を行ったり
  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • 組織としてサイロ化しがちだがオフィスに集まることはもうない
      • チームの同期が必要なところは強く結びつく
      • チームが疎結合でいいところは割り切る
      • サイロ化しても回る仕組みを考えていく
    • モブプログラミングをするようになった
      • チームの同期が取りにくいとは感じてない
      • 同じチケットを複数人で取り組んでモブプログラミングでコードを書く
    • サイロ化してもコミュニケーションはしっかり作る
      • Frontend と Backend が強調しないと最終的に顧客に価値は届かない
      • チームのコミュニケーションは必要

仕事・マネジメントの面白みや悩みは?

  • 大仲 能史さん/(株式会社はてな)
    • 最終責任地点をできるだけ後ろに持っていく
      • 選べる手段を増やしてあげる
        • 全員のスキルマップをまんべんなく維持しておくなど
        • 属人性を排除していく
    • 個人の成長を意識して設計する
    • 組織に対してパッチを当てるところはエンジニアと同じ
      • 組織もコードもでっかいマージはだめ
      • 変化のバジェットをどれぐらい大きくできるか見極めていくのが難しい
    • 組織に対してもちゃんと観測する
      • OKR などでこのあたりの数値化は浸透してきている
  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • レバレッジをかけれるのが面白い
      • 自分でできないことをチームだと大きな事を実現できる
    • 実は人見知り
      • マネジメントなど勉強でスキルを身に着けて解決した
      • 勉強してスキルを身に着けていくのはマネジメントもエンジニアも変わらず面白い
    • マネージャーとしての初の転職
      • エンジニアならコードを書いて成功体験をわかりやすく見せれる
      • マネージメントは時間がかかる
        • 期待値を揃えるために 1on1 とかしたりして調整

FAQ

プレイヤーであり続けるコツは?

  • 大仲 能史さん/(株式会社はてな)
    • コードを書いたりする遊び場を持つ
  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • 自分は諦めてるが行ったりきたりできるパスがあるといい
    • 役職は役割なのでどこでも移動しやすくしておく

EM・テックリードの育成は?

  • 大仲 能史さん/(株式会社はてな)
    • アウトプット落としてもいいからチームで成果をだすチームを作ったりする
  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • ジュニアの育成はリモートワークは難しい
      • 託児所パターンを使ったりする
        • 進捗出す組と育成組にわける

EMやテックリード以上になるには?

  • 粕谷大輔さん/(Chatwork株式会社)
    • それぞれスキルが違う
      • テックよりかピープルよりかなどを分析・分類して方向性を決めていく

所感

今年はじめに聞いた「「【一休×スタフェス】CTOが語るエンジニア組織づくり最前線vol.3」 #cto_findy 受講メモ - omuronの備忘録」に引き続いて、今回もとても面白い内容でした。
マネジメント業務もスキルなので、勉強すればある程度身につくと言うのはわかるけど、好き嫌いもある分野だから誰でも身につくものでもなさそうです。
勉強して知っておきたい内容だけど、実践するのは難しいなーと思います。

「知らない情報があるのが気に入らない」というのはわかるけど「全員の times チャンネル入った」というのはすごすぎてわからない...
パワーある人たちじゃないと、組織づくりはやっぱり難しいし大変だ。