JAWS-UG朝会 #49
ちょっとは秋らしい涼しさの朝です。
セッション
セッション① 徹底比較!RDS vs RDS Custom
富士通 齋藤理沙子さん
- ざっくり RDS について
- 数クリックで DB を立てれる
- 6種類の DB エンジン:MySQL, PostgreSQL, Oracle, SQL Server, MariaDB, Aurora
- リードレプリカでスループット耐久性向上
- 別 AZ スタンバイレプリカに同期可能
- パッチ当てやバックアップなど「差別化に繋がらない管理」を自動化
- RDS Custom
- RDS よりユーザーが手を加えられる部分が多い
- RDS 基盤の OS に特権ユーザーアクセス可能
- パッチ当てのコントロール可能
- OS チューニング可能
- DB エンジンは2種類: Oracle, SQL Server
- スケーリングや DB バックアップは責任共有モデル
- Oracle だとレプリカやクロスリージョンレプリカや持ち込みライセンスは使えない
- SQL Server だとレプリカや透過的データ暗号化はサポートされてない
- RDS Custom は基盤となるOSの管理者権限でのアクセスが必要な場合はオススメ
- RDS よりユーザーが手を加えられる部分が多い
RDS Custom の存在すら知らなかった。
使えるエンジンは Oracle と SQL Server だし、Oracle も SQL Server も立ててまで使うこと無いですしね。
セッション② 初心者から始めるDeepRacer 社内 AWS 分科会の紹介
株式会社システムズ 大本 雅浩さん
社内向けにシステム作って運用したり勉強会して人材育成したりしているのすごい。
LT① AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner で遊んでみる
株式会社エーピーコミュニケーションズ 坂口拓生さん
- AWS Cloud Quest
3D ゲームの世界が結構広いそうです。
LT② メール配信基盤をAmazon SESに移行した話
株式会社リーディングマーク 山田哲也さん
- Rails から Mailchimp 使ってメール配信していた
- Mailchimp の障害が多かった
- SES へ移行
- SQS でキューイングして Lambda から SES で送信
- バウンス情報などは SNS で SQS に積んで Lambda 経由で DynamoDB でメールステータス情報管理
- SES のメッセージ ID もサービス側の DynamoDB に保存するように改善し、メールステータス状態をサービスから取れるようにした
- まとめ
- メール送信は安定し障害率が下がった
- コストが1/3
- AWS の知見が増えた
DynamoDB とかで状態をちゃんと管理してあげないといけないのが SES の大変なところですね。
LT③ AWS Signerでコード署名についてまとめてみた
アイレット株式会社 佐藤 淳さん
- コード署名とは
- コードの変更や改ざんされていないことを証明する
- AWS では AWS Signer というマネージドサービスが提供されている
- Lambda, ECR, IoT デバイスなどで署名可能
- 署名プロファイルを作って署名付きコードを署名ジョブで作る
- Lambda にはコード署名設定 (CodeSigningConfiguration) がある
- CFn で対応
- CFn の Package コマンドで未署名のコードを S3 におく
- Deploy コマンドで署名
- SAM 利用したほうが良さそう
- --signing-profile がサポートされている
CFn だとめんどくさいけど SAM 使えば楽と。
Serverless 向けならやっぱり SAM は便利なんですね。CDK ばっかりですっかり使わなくなったけど。
所感
年内の登壇者は確定して、来年に待ち行列ができているそうです。
AWS 関連は登壇するだけでかなりハードル上がってきた感がありますね。
Jr. Champions の方も二人発表してたし、若い人から熟練まで意欲ある人が多くて素晴らしい。